人生の目標を定め、栄養や運動に心掛ければ健康長寿が得られことは、人類の経験則であり、改めて国に諭されることではないと考える高齢者の方々も多いと思います。わが国の健康寿命が世界一である所以は、医学や医療制度の成果だけでなく、現在を生きる高齢世代の気質や価値観、日々の健康維持への活動があって達成されたものでしょう。 一方、生活機能障害を抱えて人生の晩年を生きる人々が増加し、様々な要因により自己実現への足がかりが無く、生活機能障害に打ちひしがれた日々を送る高齢者も確実に増加しています。それ故に、共に支え、励まし合いながら歩む、社会的取り組みが重要であると考えます。 国による「介護予防」が、介護保険給付費の抑制策の意味合いを帯びて試みられていますが、本質的には生活機能の低下を克服して生きるための「全人的リハビリテーション」を療養者自身が実践する活動であり、「国民的なムーブメント」であると捉えたいと考えます。 介護保険や介護予防事業における取り組みは始まったばかりです。ここでは、現場での評価や検証を行い、根拠に基づく手法の確立について情報や提案を発信できればと考えます。
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